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札幌でササラ電車初出動! ササラの秘密は? 運転するの難しい?!

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いよいよ北海道は、本格的に雪が降る季節になってきたようです。
今日は札幌で、ササラ電車が初出動しました!ニュースでも話題になっていますね。

そんなササラ電車の秘密や、運転するのは難しいのか?などについて、
書いていこうと思います。


【札幌で、ササラ電車初出動!!】

 北海道内は冬型の気圧配置が強まり、上空に寒気が入り込んだ影響で全道的に雪が降っている。
24日午前10時までの積雪量は留萌市・幌糠で28センチ、上川町・層雲峡で26センチとなったほか、札幌でも13センチの雪が積もり、中心部では1か月ぶりの雪となった。

 札幌では市電の線路に積もった雪を「ササラ」と呼ばれる、竹で作ったブラシで取り除く「ササラ電車」が初めて出動した。

より引用

ササラ電車は、約90年前から変わらず続く伝統の除雪方法なんだそうです。
歴史を感じますね。

市電は、冬は雪が降っていても降っていなくても、毎朝4時に点検をかねて必ず全線を往復運行するそうです。

そして日中はもちろん夜間も雪が降り始めてくると即出動するそうです。

雪が積もって車に踏み固められる前に、雪を飛ばさなければいけないからです。

これから根雪になって、最高気温もマイナスになったりすると、雪が凍りやすくなるので大変ですね。

現在ササラ電車は4両あって、雪の降り方によっては日に2台、3台とフル回転で運行するときもあるようです。

市電は通勤などで利用する方も多いと思うので、市民を支えるなくてはならない存在ですね!

ササラ電車はどのようにして出来たのでしょうか??
ササラ電車の秘密に迫りたいと思います!!


【ササラは何で出来てるの?】

ササラとは、茶せんや竹ブラシのように竹を細く裂いてできた円筒形の束のことです。

この竹の束を電車の前後に大量に取り付け、車輪と逆回転させることで、雪を跳ね飛ばしながら走ります。

ほうきみたいなものですね。

原料は、以前は山口県の孟宗竹を使用していたようですが、
現在は東北地方の真竹を使用しているそうです。

サイズや製法を指定した上で、束にしたものを大量に仕入れ、市電職員さんの手作業で加工してササラ電車へ取り付けるそうです。

手作りだったんですね!
びっくりです!!


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一番右の断面が丸いものが納品された状態で、その後加工すると真ん中、左へと変わっていくようです。

針金で巻かれた根本の部分をハンマーでたたいて楕円形にし、釘を2本打つそうです。
2本のうち1本は抜けにくいように気持ち斜めに打つそうです。

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ササラ1束のサイズは長さ28.5cm、直径3.5cm。
束の先端は約200本に分かれ、それぞれが2m角に統一されているそうです。

束の根元側は太さ1.2mmの針金で3ヶ所束ねられています。

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このササラの束をアピトンという輸入木材で作られた堅い木台に打ち付けるそうです。
1本の木台には50束のササラが一直線に打ち付けられ、木台8本を一組として回転軸へ放射状に取り付け、
これを車両の前後に取り付け金具で締めつけると完成です!!

結構な力仕事で、技術も必要ですよね。
市電職員さんがこの作業をするのはすごいです!
運転もして、ササラ電車も作って、何でも屋さんという感じですね。

しかも新しく取り付けたササラは1シーズン持たなく、ひと冬に2、3回ほど付け替えるそうなんです!

一体何個作るんだい!って思いますよね(笑)
本当に大変な作業ですね。

毎年冬になるとササラ電車に関わる7名の特別チームが編成されるそうです。
いつもは電車の運転手さんだが、冬から春の雪解けまでは除雪専属となるようです。

ササラ電車はスムーズにサーッと走っていくように見えますが、
運転するのって普通の市電と違って難しいんでしょうか?!?


【ササラ電車は運転するの難しい?!】

ササラ電車の運転はかなり難しく、市電の運転手が誰でもできるわけではないそうです!!

ササラを路面にこすりつけながら走るので走行時の抵抗が大きく、通常の電車と構造が大きく違うので、難しいようです!

運転の仕方が良くないと、運転室内に電気の火花が走ることもあるようです!!

そうだったんですね。
とても簡単に走っているように見えていましたが。

必ず2名1組で乗車し、1人が運転、もう1人がササラの回転を担当するそうです。

ササラの回転は難しいようで、ササラがすり減っている場合は高さを微妙に下げる、
路面の凹凸や積雪状況により上下させる、
道路脇に車がいるときや電停がある所では回転を止めたり、角度をずらして雪の飛ばす方向を変えたりとコントロールしているそうです。

道路脇に車がいる時のことも考えていたんですね!
そんなの関係なしに、雪をとばしているのかと思いました。
ものすごく神経使いますね。

もうササラ電車の運転は、一種の冬の競技ですね!

ふと、線路の雪をとるのに、ササラ電車よりロードヒーティングのように道路を暖めると早いのではと思いましたが、
相当なお金がかかりそうですね。

しかも広範囲なので、やっぱりササラ電車が一番なんでしょうか。

今年の冬も大変だと思いますが、市電を利用される方のためにがんばってほしいです。

より引用


【まとめ】

ササラ電車は、東北地方の真竹の束を仕入れて、手作業で加工して作られています。

普通の電車と構造が大きく違うので、運転するには難しく、技術が必要です。

直接見てみたいですね!!









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